アメリカ人写真家、マーク・シュタインメッツの写真集『SUMMER CAMP』は、ひと夏のあいだ親元を離れてサマーキャンプで過ごす少年少女たちの心情に迫った1冊。
これまでシュタインメッツは、リトルリーグ(『THE PLAYERS』として2015年にNAZRAELI PRESSより刊行)と本書のテーマであるサマーキャンプという二つのプロジェクトに注力してきた。サマーキャンプといえば寝袋、小屋、キャンプファイヤーがつきもので、それらは1990年でも1965年でもほとんど変わりはない。小さな子どもが笑ったり泣いたりするのとは違い、8歳から12歳くらいの少年少女がそういった感情を露わにするときには痛切な感覚が伴っており、彼らが大人になることによってまったく別物になってゆく。本書に収録された写真の多くは「特定の状況に置かれた子ども」であることの辛さがテーマになっている。
タイトル | 『SUMMER CAMP』 |
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出版社 | |
出版年 | 2019年 |
価格 | 8,500円+tax |
仕様 | ハードカバー/267mm×305mm/92ページ |
URL | https://twelve-books.com/products/summer-camp-by-mark-steinmetz |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。