新井薬師前のスタジオ35分は、もともと35分の同時プリントを行う写真屋だった場所をギャラリーに。隣にはバーが併設されており、夜な夜な写真関係者が集う東京のディープスポット。
7月1日(土)まで開催中なのが、と角田純の二人展「写真、絵画、音楽」。 大森克己『IMA』Vol.20の企画「写真と音楽」では、大森克己さんに音楽をテーマに自由に構成してもらったページが掲載されているのですが、本展はそこから発展した「写真、絵画、音楽」のコラボレーション。大森さんが『IMA』のために掲げたテーマはモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」。当時の時代背景を混沌とした現代と重ね合わせ、それぞれの写真の細かなメッセージを読み取ることで、「フィガロの結婚」さながら点は線へと繋がっていきます。35分ではプリントのほか、『IMA』の色校正も飾られています。角田純さんの抽象絵画と呼応することで、即興のような空間となっています。
大森さんが在廊しているときもあるということ。会期終了間近ですが、ぜひご覧下さい。(営業時間は夜の18:00からなので要注意)ちなみに35分の次回展示は、7月12日(水)からニューヨーク在住の写真家、大同朋子による「SPOMIN_crime and punishment」。シベリア鉄道での旅で撮影されたモノクロ写真もまた、絵画的で楽しみです。
タイトル | 「写真、絵画、音楽」 |
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会期 | 2017年6月14日(水)〜7月1日(土) |
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