少しずつ上着なしでも過ごせる暖かい日が増え、今年もまたTシャツの季節がやってきた。ここでは、この夏着たい写真がプリントされたTシャツを、メッセージ性あふれるものから、著名作家の代表作が大胆に施されたものまで幅広くご紹介。お気に入りの写真を見るだけでなく、身にまとって楽しんでみては?
1. 森山大道 × UT
ユニクロのグラフィック T シャツブランド、UTの2021年春夏コレクションに、写真家・森山大道によるTシャツが登場。世界中を歩き回りながらスナップし続ける森山らしく、東京、パリ、ニューヨークなどさまざまな街で撮影された写真がセレクトされた。代表作である「三沢の犬」をはじめ、光と影のコントラストを巧みに操る力強い作品がプリントされている。路上で撮影した写真を街に返すことを望む森山にとって不可欠なメディアであるTシャツは、1枚は欲しいところ。7月発売予定。
商品名 | 「森山大道 UT」 |
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価格 | 各1,500円 |
仕様 | 100% 綿 |
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2. Magnum Photos ×『Richardson』
ニューヨーク発のアート雑誌『Richardson』が、写真家集団Magnum Photosのアーカイブからダニー・ライアン、アントワン・ダカタ、ジル・ペレス、そして日本人で唯一のマグナム正会員である久保田博二の4人の作品をセレクトしたコラボレーションTシャツ。戦争や人種問題、強制収容、宗教など社会が抱えるさまざまな問題に目を向けたフォトジャーナリズムのもつ写真の力が見事にファッションに落とし込まれている。胸の内に抱える社会に対する想いを代弁する方法として、Tシャツを着てみるのはいかがだろう? Tシャツ以外にも、フーディやコーチジャケットもあるので要チェック。
商品名 | Antoine d’Agata T-SHIRT |
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価格 | 各7,480円 |
仕様 | 100% Cotton t-shirt |
URL |
3. グレース・アルホム × SALT AND PEPPER
ニューヨークを拠点にし、アクネ・スタジオ、シュプリームなどの撮影を手がけるグレース・アルホムのフォトTシャツ。2019年にL版のプリントやアパレルグッズを販売するイベント「DRUG STORE PRINT SALE」を開催したこともあり、アルホムと親交が深い東京のショップ兼ギャラリーSALT AND PEPPERとコラボして制作したアイテムである。アルホムがノルウェー滞在中に、1990年代から2000年代初頭にかけてのブラックメタルシーンを紹介するレコードショップHelveteを訪れたことがきっかけで制作したZINE『Dreaming is Heavy Metal』(2018年、Soft Opening)からの一枚がプリントされている。本作は、インパクトのあるTシャツは、ジャケットと組み合わせても存在感あり。背面にはフロッキープリントされたテキストも。
商品名 | 「Grace Ahlbom S/S T-shirt White/Navy/Black」 |
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価格 | 7,150円 |
仕様 | 品質:綿100% |
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4. 小山泰介 × MIZUNO
写真表現を通じて都市と社会を考察するプロジェクト「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」を主宰する写真家・小山泰介とスポーツメーカー・MIZUNOのコラボレーションのTシャツ。あらゆるスポーツ用品を開発する過程で生まれたMIZUNOの最先端の技術を、ライフスタイルに展開するプロジェクトMIZUNO【EM】SELECTIONよりリリースされた。MIZUNOのマテリアルに新たな視点をもたらした小山の作品は
商品名 | 「TAISUKE KOYAMA Collaboration T-SHIRT」 |
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価格 | 各6,600円 |
仕様 | 本体:ポリエステル100%/フライス:ポリエステル100% |
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5. 野村佐紀子、塩田正幸、ニック・ワプリントン × loosejoints
クリエイティブレーベル loosejointsは、毎シーズンさまざまなアーティストとともにTシャツを制作してきた。その中から3名の写真家とコラボレーションしたアイテムを今回ピックアップ。野村佐紀子のTシャツは、窓や豹などをモチーフにしたモノクロ作品4点がレイアウトされたデザイン。塩田正幸のTシャツは、数多くのミュージシャンを撮影し、音楽に精通する塩田らしい写真が大胆にバックプリントされている。ドキュメンタリーからファッションまで、幅広く活動するニック・ワプリントンのユニークなTシャツも気になるところ。
商品名 | SAKIKO TEE |
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価格 | 各8,800円 |
仕様 | BODY / COTTON 100% |
URL | https://loosejoints.stores.jp/ |
6. Magnum Photos ×『Medeia1.0』vol.1 Racism
「Medeia 1.0」は、Tシャツを新聞や雑誌のように誰もが手に取れる媒体ととらえ、より多くの人たちに社会課題を届けるプロジェクト。報道写真家の切り取る現実から、想像し、思いを馳せ、行動することで少しでも幸福で豊かな日常がある社会の実現を願い製作されている。第1弾では、「Racism(人種問題)」をテーマに掲げ、Magnum Photosから「1968年、マネキンが被弾した写真」、「1994年南アフリカで開催されたZCC年次総会で撮影された写真」、「2020年6月、曇り空を背景に撮影された群衆の写真」の3枚の写真をセレクト。未だに解決しない問題を自分とは遠いものととらえず、知る、そして知ってもらう機会になるTシャツとして着てみたい。
商品名 | 「Issue#1 “Racism” Tシャツ3種」 |
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価格 | 各7,700円 |
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7. グレース・アルホム × Stie-lo
前述の写真家、グレース・アルホムが、新たにスタイリスト・野口強が主宰するStie-loとのコラボレーションを発表した。フロントの写真の被写体には、シュプリームがリリースしたスケートビデオ『cherry』(2014)や『BLESSED』(2018)にも出演したスケーター、 エイダン・マッケイや、2020年にグッチと映画監督のガス・ヴァン・サントが共同で制作した短編映画『OUVERTURE of Something that Never Ended』に出演したアーティスト・ファインジュエリーデザイナーの、ダリウス・コンサリーなどが登場。背面にはアルホム直筆によるそれぞれの作品タイトルもプリントされ、クールなデザインに仕上がっている。色違い、デザイン違いで何枚も欲しい!5月29日(土)より発売予定。
商品名 | 「Grace Ahlbom × Stie-lo Collaboration Tee」 |
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価格 | 各9,900円 |
仕様 | サイズ:M、L、XL/カラー:ホワイト、ブラック |
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