Yosuke Yajima
今月は、パナソニック株式会社 / LUMIX特別協賛のもと、IMAが毎年開催している「LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #5」展の出展作家ニ名の作品を紹介。一人目は矢島陽介。2016年のUnseen Dummy Awardにて入賞した、国内未発表作を中心とした新シリーズ「a way of seeing」を、新旧作を交え再編集した作品。
“私は、写真に写る対象そのものよりも、その対象を見ている私たちの先入観、思い込みがどのように作られているかに興味を持っています。それは私にとって基礎的な事であり、重要なことです。このシリーズはいくつもの作業が蓄積して形成されています。例えば、自ら撮影した果物と花瓶の写った静物写真を見ながらその絵を描いたり、3.11以前に撮影した奥多摩の渓谷を、放射能が降り注いだというニュースが流れた後に再び撮影したりしました。この作品は今も制作の過程にあります。”