ジャック・デイヴィソン
Jack Davison
PROFILE
1990 –
UK版『VOGUE』や『New York Times』などの雑誌、広告の分野でも活躍する。14歳から撮影を始めたが、アカデミックな写真教育は受けていない。掲載作品『Photographs』(Loose Joints)は、写真史上に輝く写真家のスタイルをひとりで何役も演じ、視覚的に交配させた実験の結果である。愛犬を「ダリ」と名付けるようにシュルレアリスムの影響も強く見られるほか、ディストーションの手法はアンドレ・ケルテス、静謐なポートレイトはウォーカー・エヴァンス、グラフィカルな図像はアンドレアス・ファイニンガー、色彩はソール・ライター、遠慮のないスナップはヴィヴィアン・マイヤーを想起させる。これらさまざまな要素を、彼のスタイルである暗く締まった影が統合している。
※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
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