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システム・オブ・カルチャー
System of Culture

PROFILE

2017年に活動をスタートしたSystem of Cultureの二人は、共に武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業し、現在はデザイナーを生業としながら、ユニットとして写真作品を発表している。これらのスティルライフは日常の気づきを元に、絵画や映画からインスピレーションを得て構築される “作られた” 写真である。1枚目の写真では、真ん中で恐竜のミニチュアがサバンナを放浪し、その外側には栄養剤やアルコールの瓶が散らばっているが、まるで恐竜と同様に、人間も現代社会をサバイブしていることを暗喩しているようだ。現代社会を客観的に見つめながら、シニカルに淡々と意味深な瞬間を作り出し、日常において私たちにささやかな視点の転換を投げかけている。

※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
情報が変更になっていることがありますので、詳細は公式HPなどでご確認ください。