『Provoke(プロヴォーク)』は、中平卓馬、高梨豊、多木浩二、岡田隆彦らによって1968年11月1日に創刊された写真同人誌。2号目からは森山大道も参加したものの、わずか3号と総括集『まず、たしからしさの世界をすてろ』を出版したあとに解散。プロヴォークは先鋭的な写真家たちによる単なる同人誌であっただけではなく、60年代末の思想状況を色濃く反映した雑誌として高く評価され、その後の日本の写真の流れに大きな影響をおよぼした。
京都便利堂がリリースしたボックス『The Provoke Generation:Rebels in a Turbulent Time(プロヴォーク・ジェネレーション 激動の時代の反逆者たち)』には、森山大道、中平卓馬、高梨豊、石内都、北井一夫、渡辺眸がフィーチャーされており、彼らはそれぞれプロヴォーク・ムーブメントに直接関与した、もしくは間接的に影響を受けた写真家たち。本書では、創造性や独創性で高く評価されている彼らの功績やキャリアが理解できるようなセレクションと内容となっており、加えて英国テートモダン写真部キューレターのサイモン・ベイカー、米国の歴史学者のジョン・W・ダワー、写真評論家の飯沢耕太郎、写真史家の金子隆一が、各作家に関する解説を寄稿している。
本フェア「PROVOKE BOX SET EXHIBITION」では、本書のリリースにあわせ、貴重なプロヴォーク関連書籍とともに展示を展開中。本書はレギュラー版425部・デラックス版75部の限定品で、国内で手に取って見ることができるのは、同書店のみとなっている。
タイトル | 「PROVOKE BOX SET EXHIBITION」 |
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日程 | 2017年5月25日(木)~6月15日(木) |
会場 | 代官山 蔦屋書店 2号館1F ブックフロア (東京都) |
時間 | 7:00~2:00 |
URL | http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/04/provoke-box-set-exbition.html |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。