リヴィエール所蔵展「RIVIERE Collection 2019」と同時開催で、展示作家で国内外でも活躍する写真家の三保谷将史が講師となり、「引き伸ばし機を使ったカラーフォトグラムワークショップ」が開催される。
フォトグラムという手法は一般的に、印画紙の上に直接物を置くなどして、その影を印画紙に定着させることで行われる。物質を透過した光やシルエットがそのままイメージとなる為、カメラで写された写真とは異なり、私達の想像を超えるようなイメージと出会うことのできる手法だ。
今回のワークショップは、六切サイズのプリント1枚を作成する。印画紙の上に物を置くのではなく、暗室で引き伸ばし機を使用して行われる。通常、引き伸ばし機で写真を制作する場合はカメラで撮影、現像したネガが使われるが、今回のワークショップはネガの替わりに、薄い平面のものを挟み込む形で行われる。このプロセスにより、従来のフォトグラムとは違い、素材自体の拡大縮小、ピントの調整に自由度が生まれる。
素材にできるものは、ネガのように薄い平面のものに限られるが、ネガキャリアに挟み込まれた状態でも、その素材に生じる微妙な凹凸や、素材自体の性質(どんな風に光を通すのかなど)といったことが、プリントされるイメージへと反映されるという点で、フォトグラムの性質を持つ手法と言える。簡単にいえば、「薄く光の通るものをネガの代わりにして、暗室で遊んでみよう!」。暗室初心者も、暗室経験者も、楽しむことのできるワークショップだ。
タイトル | 「引き伸ばし機を使ったカラーフォトグラムWS」 |
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会場 | Galerie de RIVIERE(大阪府) |
日程 | 2019年12月28日(土)、2020年1月4日(土) |
時間 | 1部:12:00~14:00/2部:15:00~17:00*2020年1月4日(土)2部は満員 |
定員 | 各部2名 |
料金 | 6,000円/名 |
持ち物 | 最低3種類ほどの光が透過する平面のもの(厚みは1mm未満の薄いもの) |
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