お家時間を豊かにする、
エディ・スリマン キュレーションの名作映画10選

23 April 2020

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Night Tide (Curtis Harrington, 1961)

Night Tide (Curtis Harrington, 1961)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛中で感性が鈍りそうな日々が続くが、お家時間は豊かに過ごしたい。そこに、このたびセリーヌが注目の試みを発表した。同ブランドのアーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターを務めるエディ・スリマンが名作映画をキュレーション。厳選された映画をオンラインストリーミングするサービス「MUBI」とコラボレーションし、同社が取り扱う作品の中から10作をセレクト。アマゾンプライムやネットフリックスなど大衆嗜好ではないシネフィルのためのサービス「MUBI」とタッグを組んだことがエディらしくクールだ。「MUBI」の愛好者にはコーエン兄弟やソフィア・コッポラなど映画のプロが名を連ねているのだ。

Charade (Stanley Donen, 1963)

Apocalypse Now (Francis Ford Coppola, 1979)

Pierrot Le Fou (Jean-Luc Godard, 1965)

Paris, Texas (Wim Wenders, 1984)

セレクトされた映画は、
『地獄の黙示録』フランシス・フォード・コッポラ監督
『シャレード』スタンリー・ドーネン監督
『わたしはロランス』グザヴィエ・ドラン監督
『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督
『ナイト・タイド』カーティス・ハリントン監督
『パリ、テキサス』ヴィム・ヴェンダース監督
『仮面/ペルソナ』イングマール・バーグマン監督
『気狂いピエロ』ジャン=リュック・ゴダール監督
『赤い砂漠』ミケランジェロ・アントニオーニ監督
『大人は判ってくれない』フランソワ・トリュフォー監督
の10作。

ヌーベルヴァーグあり、ミステリーホラーあり、ノワールあり、ヒューマンドラマありの新旧にわたる傑作がラインアップ。オードリー・ヘプバーン主演の『シャレード』はテンポ良いミステリーのストーリー展開が視聴者を飽きさせない。そしてヘプバーンの美貌はいま見ても全く色あせないものだ。撮影自体が“地獄”だったと評される『地獄の黙示録』はコッポラのこだわり抜いたカメラワークとリアリティの粋が見られる。ジャン=ポール・ベルモンド主演の『気狂いピエロ』はヌーベルヴァーグを代表する一作。不条理ともいえる展開と結末は現在のコロナ禍の不安感とリンクするものがあるのではなかろうか。

どれも映画史に轍を残す傑作だが、映像的に美しい点が共通しているのではないだろうか。デニス・ホッパー主演のホラー映画『ナイト・タイド』はモノクロだが詩的で官能的な映像が戯れる。自身も写真家として活躍し、モノトーンを好むエディ・スリマンのクリエイティヴィティを想起してしまう。ヴィム・ヴェンダース、グザヴィエ・ドランの独特の色彩トーンも必見だ。

「クラシックムービーを観ることはこの不確かで不安な隔離された日々の中で私を大いに助けてくれます。この状況の中で、わたしは何を共有できるのか、何が助けとなるのか、少しでも人々の不安を和らげることができるのか?」とエディ・スリマンはメッセージを発信している。

無料視聴期間は5月31日(日)まで。自宅での日々を彩ること間違いなしの映画群。いまは映画館に行くこともままならず、生のアートや音楽に触れることは難しいかもしれないが、映像としての芸術に触れてみてはいかがだろうか?

▼問い合わせ
セリーヌ ジャパン
TEL: 03-5414-1401
https://www.celine.com

▼MUBI
https://mubi.com/library/specials/hedislimane