「ほんたうのいのち−鹿踊りを巡る旅」をテーマにした写真家・津田直のトークイベントが、7月17日(土)にオンラインにて開催される。
本トークイベントは、ハヤチネンダの「ンダ部 on WEB」第4回目の企画となる。ハヤチネンダは、寄付を受けて、岩手県遠野市の里山にある森を、「いのちを還す森」として手入れをしながら、死生観と自然について知る・学ぶ・考える活動をしている。「ンダ部 on WEB」は、「いのち」と自然を巡る、さまざまな考察や表現・思いについて学び、語り合う時間と場所を提供するため、2021年4月よりスタートした。
今回、津田がReborn-Art Festival 2019で発表した「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」のシリーズ作品を中心としたスライドショーとともに話が行われる予定。作品の舞台となった石巻の牡鹿半島を起点に北へと旅する中で、東北地方に伝わる鹿踊り(ししおどり)を辿り、宮沢賢治の童話「鹿踊りのはじまり」に出会ったという。その後も旅は続き、今夏1冊の本「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」の制作へと繋がった。
“わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません。”(宮沢賢治、短編集『注文の多い料理店』「序」より)
宮沢の作品において「すきとほつていくもの」は、過去や未来の存在が度々ここに立ち現れることを意味していると言われる。過去の存在には、失われた「いのち」も含まれている。
「写真家である前に翻訳者でありたい」という津田が、作品を制作する過程で感じた「ほんたうのいのち」についてどんなことを語るのだろうか。宮沢と津田の作品が繋がり合い奏る「いのち」の物語に耳を傾けてみたい。
タイトル | 「ほんたうのいのち−鹿踊りを巡る旅」 |
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日程 | 2021年7月17日(土) |
会場 | オンライン(Zoom)*見逃し配信予定 |
時間 | 19:00〜20:30(終了後21:00までの放課後部活を予定) |
参加費 | 【招待/学生・山ノ上倶楽部会員】無料【参加】1,000円【参加+応援】2,000円【参加++応援】3,000円 |
申込 | https://ndabu-onweb-04.peatix.com/(当日の午前中に視聴URLを送付) |
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