カルティエが内閣府、経済産業省、2025年日本国愛博覧会協会と共同で、大阪・関西万博に「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」を出展している。
ウーマンズ パビリオンは女性の役割に焦点を当てる。「ともに生き、ともに輝く未来へ」をコンセプトに女性のポテンシャルを称えるパビリオンだ。幾何学模様が連なり開放感あふれるファサードは建築家・永山祐子が設計。木工技術の組子から着想を得たものだ。
パビリオンは2フロア。イマーシブな体験を1階で行い、2階では吹き抜けが印象的なガーデンが迎えてくれる。キュレーションはエズ・デブリンが担当。万博を「ユニークな楽器コレクション」と捉え、「各パビリオンがさまざまな楽器として、世界という舞台で6ヶ月にわたりメッセージを発信する場」を表現した。
1階で来場者は名前を登録し、ストーリーの一部に組み込まれる。小説家の吉本ばなな、詩人・アクティビストのエムティハル・マハムード、環境保護活動家のシエ・バスティダの3人の人生を追体験し、女性のリーダーシップなどを学ぶゾーンなどを経て、黒柳徹子や西村宏堂らのメッセージを受け取るスペースで最後となる。
2階は景観デザイナーの荻野寿也による植栽「UPPER GARDEN」が美しい。IMA読者は1階から2階に向かう階段に特に注目してほしい。千葉尋による独自開発の葉に写真を焼き付ける「クロログラフ」による作品が壁に並ぶ。女優・映画監督のメラニー・ロランと共同制作した作品だ。様々な女性の姿が葉に写っている。作品に近寄ると音が流れているのでぜひ聞いてみてほしい。また、ロランは2階でオフィーリアをテーマとしたVR作品を出展。とても美しい映像に時間が止まる。
アートで女性のエンパワーメントを体験できる「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」。万博の来場リストにぜひ入れてもらいたい。
タイトル | ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier |
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場所 | 大阪・関西万博 東ゲート側 日本館の隣 |
会期 | 4月13日(日)~10月13日(月) |
時間 | 9:00〜21:00 |
休館日 | 無し |
料金 | EXPO2025デジタルチケット:https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/price/ |
URL | https://womenspavilion.cartier.com/ja/ |