西野壮平の新作写真集『Assembled 手の記憶』の刊行を記念したイベント「LONG SEASON SLIDESHOW *ACADEMY」が、東京・恵比寿のALにて4月10日に開催される。本イベントは、スライドショーとトークを組み合わせた新たなプラットフォームとして構想され、写真と地図、身体的経験の関係を多角的に探る試みとなる。
西野は2003年以降、世界各地の都市を歩きながら膨大な写真を撮影し、それらを手作業で接合して巨大なコラージュとして再構成する《Diorama Map》シリーズで知られる。都市を俯瞰的に再現するのではなく、自身の身体を通じて蓄積された記憶や経験をもとに“地図”を編み上げるその手法は、写真と地図、そして身体性の交差点に位置する実践といえる。
今回刊行された写真集『Assembled 手の記憶』は、その制作の基盤となるスナップショットに焦点を当てたものだ。西野は約25年にわたるキャリアを振り返り、膨大なコンタクトシートから写真を選び出し、自らの視線の軌跡を再構成した。そこに収められたイメージは、《Diorama Map》の断片であると同時に、それ自体が独立した写真としての強度を持つ。
イベントでは、西野と翻訳者・地図研究者の東辻賢治郎による対話が行われる。異なる領域から「地図」に向き合ってきた両者の視点を交差させることで、都市を歩くこと、経験を記述すること、そしてそれらがいかに作品へと結実するのかが議論される予定だ。また、西野によるスライドパフォーマンスに加え、若手写真家・木場龍門と中嶋琉平による作品上映も行われ、世代を横断した視覚表現の現在が提示される。
本企画の核となる「LONG SEASON SLIDESHOW」は、写真をスライド形式で提示しながら思考を共有する場として展開されてきたプロジェクトである。今回新たに「ACADEMY」として再編されることで、レクチャーや対話を通じたより開かれた知的実践の場へと拡張される。
| タイトル | 西野壮平『Assembled 手の記憶』& LONG SEASON SLIDESHOW *ACADEMY |
|---|---|
| 場所 | AL(東京都渋谷区恵比寿南3-7-17) |
| 日時 | 4月10日(金)18:30~21:00 |
| タイムテーブル | 17:30~18:30 レセプション |
| 料金 | 2000円(1ドリンク付き) |
| URL | https://al-tokyo.jp/news/sohei-nishino_assembled%ef%bc%86-long-season-slideshow-academy/ |
