杉本博司は1948年、東京都生まれ。1970年代からニューヨークを拠点とし、「ジオラマ」「劇場」「海景」などの大型カメラを用いた精緻な写真表現で国際的に高い評価を得ている現代美術作家。近年は歴史をテーマにした論考に基づく展覧会や国内外の建築作品を手がけるなど、現代美術や建築、デザイン界などにも多大な影響を与えている。
東京都写真美術館のリニューアルオープン・総合開館20周年記念として開催される本展では、人類と文明の終焉という壮大なテーマを掲げ、世界初発表となる新シリーズ「廃墟劇場」に加え、本邦初公開の「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」、新インスタレーション「仏の海」の3シリーズを展示し、杉本の世界観、歴史観に迫る。
また、会期初日には批評家・浅田彰、写真家・都築響一との対談がそれぞれ行われるほか、「廃墟劇場」初公開記念として、恵比寿ガーデンシネマで黒澤明監督『羅生門』の特別上映が行われるなど、関連イベントが多数開催される。
会期 | 2016年9月3日(土)~11月13日(日) |
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会場 | |
時間 | 10:00~18:00(木・金曜は20:00まで/9月9日、10日は21:00まで/入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館) |
観覧料 | 【一般】1,000(800)円【学生】800(640)円【中高生・65歳以上】700(560)円 |
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