本展「ブラジルの光、家族の風景」は、日系移民として高知県からブラジルへわたり、アマチュア写真家としてブラジル国内で高い評価を得た大原治雄の大規模回顧展。
1927年、家族らと集団移民としてブラジルにわたり農場労働者として働いた大原は、その後パラナ州ロンドリーナに最初の開拓者の一人として入植。24歳のときの結婚を機に、人生の大切な日を記録できる写真に興味を持ち、4年後に小型カメラを購入。以来、農作業の合間に写真を撮るようになり、1970年代初頭からは名前も知られ始め、地元の新聞への掲載、個展開催、フォトフェスティバルへの出品など、徐々に高い評価を受けるようになった。
本展では、大原の遺族より「モレイラ・サーレス財団」に寄贈された同財団のコレクションより、モノクロ作品約180点を展示。また大原が、9人の子どもたちのために作成した、家族の歴史をまとめた「アルバム帖」も展示される。
なお、会期中11月12日(土)には写真家・平間至によるギャラリートークが行われ、写真家の視点から読み解いた大原作品の魅力を語る。
タイトル | 「ブラジルの光、家族の風景」 |
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会期 | 2016年10月22日(土)~12月4日(日) |
会場 | 清里フォトアートミュージアム(山梨県) |
時間 | 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで/12月は17:00まで) |
休廊日 | 火曜 |
入場料 | 【一般】800円(600円)【学生】600円(400円)【中高生】400円(200円)【家族割引】1,200円 |
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