吉楽洋平は1979年、新潟県生まれ。2002年、日本大学芸術学部写真学科卒業。2011年に「The Chelsea International Fine Art Competition 2011」、「第34回キヤノン写真新世紀佳作」、2012年には「第35回キヤノン写真新世紀優秀賞」を受賞。2015年秋に初の写真集『BIRDS』(アマナ)を刊行。
本作「Formless」は、2015年11月のパリ同時多発テロ事件時にフランスを訪れていた吉楽が、初めて訪れた欧州にて直面した強烈な体験に基づき、一年以上の準備期間を経て制作された新シリーズ。
世界各地の新聞紙に「エブル(マーブリング)」を施す手法が取られている本作で吉楽が浮かび上がらせているのは、テロ事件以降に見えてきた世界の姿。吉楽は本シリーズ制作のため、帰国後に一年間掛けてトルコ発祥エブル技法を学んだという。
なお、会期初日の17日(土)には編集者・美術ジャーナリストの鈴木芳雄、近現代美術・表象文化論の阿部真弓、吉楽の3名が登壇し、トークイベント「もし世界がマーブリングだったなら—
タイトル | 「Formless」 |
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会期 | 2016年12月17日(土)~2017年1月29日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~19:00 |
休廊日 | 日月曜・祝日(最終日のみ日曜開廊)、12月23日(金)~1月9日(月) |
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