松江高校を卒業して7年後、初個展「人間の土地」(1956)を開催し写真界に衝撃を与えた奈良原一高(1913-)。奈良原は、1964年に初めてヴェネツィアを訪れて以来、この神秘的な水上都市に魅了され、回廊の灯りがカーテンの襞を浮彫にするサン・マルコ広場の128の回廊アーチすべてを撮影し、世界一長い写真集『光の回廊―サン・マルコ』(1981)を完成。また、夜の闇の中で華麗な光を放つ海上都市を写真集『ヴェネツィアの夜』(1985)、さらに、仮面の人々で溢れ街自体が劇場となるカーニヴァルを写真集『ヴェネツィアの光』(1987)にまとめた。
本展「奈良原一高の愛したヴェネツィア」では、この3部作を中心に約80点を展示。なお、会期中の4月2日(日)には奈良原恵子夫人によるトークイベントが行われる。
タイトル | 「奈良原一高の愛したヴェネツィア」 |
---|---|
会期 | 2017年2月16日(木)~5月15日(月) |
会場 | 島根県立美術館(島根県) |
時間 | 【10月~2月】10:00~18:30(入場は閉館の30分前まで)【3月~9月】10:00~日没後30分(入場は日没時刻まで) |
休館日 | 火曜(3月7日、5月2日は開館) |
観覧料 | 【一般】300(240)円【大学生】200 (160)円【小中高生】無料*( )内は20名以上の団体、またはA割引料金/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方・その付添の方は無料 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。