ロバート・メイプルソープは1946年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。ブルックリンのプラット・インスティチュートで美術学士号を取得し、70年代初頭から写真に取り組む。個性を鮮明にとらえた肖像写真でその名を知られるようになり、その被写体は社交界の名士や著名人、芸術家など多岐にわたる。80年代に入ると作品はよりフォーマルな肖像写真と、花に主眼を置いた静物写真へと向かった。1989年マサチューセッツ州ボストン没。
本展は、シャネル銀座ビルディングの設計を手がけるなど、国際的に活躍する建築家ピーター・マリーノのプライベートコレクションから、静物や花、ヌード、そして肖像などを写した作品およそ90点を展示するもので、同作家の多彩な作品群がこれほど網羅的に日本で一般公開されるのは2002年以来初めてのこと。本展の企画・構成にあたったピーター・マリーノは、同会場の空間を3つの小展示室に分割。展示はメイプルソープによる複雑な作品群の二元性を探求する内容となっており、鑑賞者がギャラリーを進むにつれ、主題の強烈さが増していくように作品がグループ分けされている。
なお、本展は2017年4月15日(土)~5月14日(日)に行われる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の一環として京都に巡回。
タイトル | 「Memento Mori」 |
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会期 | 2017年3月14日(火)~4月9日(日) |
会場 | シャネル・ネクサス・ホール(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
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