ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダは、フランクフルト・シュテーデルシューレ大学で出会って以来、2002年からコラボレーションを開始、ベルリンを拠点に10年以上活動を続けている。日本国内では、ハンス・ウルリヒ・オブリストへのインタヴュー集を日本語訳したアーティストブック『ハンス・ウルリッヒ・オブリスト インタヴュー Volume 1』(Walther König/2010)でも知られるほか、2016年には「六本木クロッシング」(森美術館、東京/2016)に参加。批評への問い、美術史の参照、芸術的感化や自己反照を探求しながら、アートに関わる末梢の物語を皮肉とユーモアをもって描き出している。
昨年、チュンとマエダは、熱狂的な美術ファン・西山輝夫が慶應アートセンターに一時的に預けたスクラップブックと出会い、その中から10点の写真を抜粋しリプリントした「Untitled」(2016)を六本木クロッシングにて発表。本展では、ふたつのスクラップブックの複製と2点のコラージュ作品を展示する。スクラップブックの第1部は、西山が1965~66年のニ年間に東京で追いかけた展覧会をまとめたもの、第2部は、チュンとマエダが西山の方法を模倣しつつ、2017年1月17日~2月3日のニ週間に東京で開催されていた展覧会を記録しまとめたもの。また第3部に西山スクラップブックの英訳に加え、チュンとマエダによる西山とのインタヴューが掲載されている。
なお本展では、これら3冊をひとつの本としてまとめたアーティストブックを500部限定で販売。
タイトル | 「Jay Chung & Q Takeki Maeda × Teruo Nishiyama 2017」 |
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会期 | 2017年5月13日(土)~6月11日(日) |
会場 | statements(東京都) |
時間 | 13:00~20:00 |
休館日 | 月火曜 |
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