笹久保伸の写真展「秩父前衛派」が5月9日(水)から新井薬師・スタジオ35分で開催中。
笹久保は秩父地域をフィールドワークに基づき、製作活動を行うアーティスト。近年は秩父を象徴とする山、武甲山をテーマに写真作品の製作を行ない、2017年には写真集『武甲山』も出版している。
本展では、4年間の南米ペルーでの音楽留学を終えた笹久保が地元秩父に戻り、目に飛び込んできたのは異様な形でそびえ立つ武甲山。石灰岩採掘の為に半世紀以上前から毎日爆破され続けているそこは、標高1336mあったところ、現在では1304mになっている。
段々に刻まれた削り跡が織りなす人工的な三角形をしているそれを、ピラミッドと呼ぶ笹久保は、地域開発や経済発展の名のもとに日々、神の山を破壊する行為を神殺しととらえている。
この問題に対して笹久保が日々、秩父の集落や山を歩きまわり、見聞きし感じた作品をギャラリーに凝縮する。
タイトル | 「秩父前衛派」 |
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会期 | 2018年5月9日(水)〜5月26日(土) |
会場 | スタジオ35分(東京都) |
時間 | 17:00〜23:00 |
休館日 | 日月火曜 |
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