森美術館が世界各地のアーティストと実験的なプロジェクトを行うシリーズ「MAMプロジェクト」として、映画監督としても国際的に活躍するアーティスト、アピチャッポン・ウィーラセタクンと、近年活躍が目覚ましい久門剛史のコラボレーションにより制作された、新作映像インスタレーション『シンクロニシティ』が展示されている。
本作は、アピチャッポンが南米のコロンビアを舞台に製作している新作映画『メモリア』(2019年公開予定)に関連した作品で、深層心理学や脳神経学を参照しながら、個人の記憶と、社会や国家などの集合的な記憶の対比を題材としている。久門がタイのチェンマイにあるアピチャッポンのスタジオに滞在し、脚本の構想段階からアイデアを共有するなどして共同制作をしてきた。
二人のアーティストが互いに影響し合いながら、対話的なプロセスから生まれた実験的な本作は、鑑賞者の想像力を掻き立てる刺激的なものとなることだろう。
タイトル | 「MAMプロジェクト025:アピチャッポン・ウィーラセタクン+久門剛史」 |
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会期 | 2018年4月25日(水)~9月17日(月) |
会場 | 森美術館(東京都) |
時間 | 10:00~22:00(最終入館は閉館の30分前まで/火曜のみ17:00まで/5月26日は「六本木アートナイト2018」開催に伴い翌朝6:00まで開館) |
料金 | 【一般】1,800円【学生(高校・大学生)】1,200円【子供(4歳~中学生)】600円【シニア(65歳以上)】1,500円 |
URL | https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamproject025/index.html |
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