山元彩香の写真展「We are Made of Grass, Soil, and Trees」が、六本木・タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて8月25日(土)から開催。同所で二度目の個展となる本展では、2014年から2017年にかけて東欧各地で撮影された作品から14点が展示される。
これまで言語による意思疎通が難しい異国の地に滞在し、現地で出会った少女たちを被写体に撮影を行ってきた山元。現地で調達した衣装をあてがいながら、言葉にも満たない音のやり取りや、身振り手振りを交えた身体的感覚によるコミュニケーションを通じて制作されるポートレート作品は、普段は覆い隠された彼女たちの無意識の素朴な姿をとらえている。
「かつての人間が持っている感受性、言葉を持つ前に信じていたものをいまの時代にも見出したい」と語る山元。作家の訪れた撮影地では、現代においても自然と人間との距離が近く、その眼差しは、一度剥ぎ取った仮面の下に現れた器としての普遍的な存在と、その器に蓄積された、仮面を形づくるさまざまな要素の連関を読み取ろうとするかのように思えるだろう。
会期初日にはオープニング・レセプションが開催される予定だ。
タイトル | 「We are Made of Grass, Soil, and Trees」 |
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会期 | 2018年8月25日(土)~9月29日(土) |
会場 | |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜・祝日 |
URL |
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