藤井ヨシカツは広島県生まれの写真家。東京造形大学で映像を学んだのち、2006年より写真制作を開始。社会問題にまつわる歴史や記憶を主なテーマとし、制作に取り組んでいる。手製写真集『Red String』『Hiroshima Graph – Rabbits abandon their children』は数々の賞を受賞。ともにニューヨーク近代美術館(MoMA)図書館に収蔵されている。
藤井は2015年に東京から故郷である広島に拠点を移し、被曝3世としての視点から風化していく戦争の爪痕にあらためて眼を向け、後世へと伝えていく長期的なプロジェクト「Hiroshima Graph」に取り組んでいる。
“毒ガス島”として知られる広島県竹原市の沖合いに浮かぶ大久野島をテーマにした本作「Hiroshima Graph – Rabbits abandon their children」は、昨年手製写真集として発表され、自主制作を対象にした写真集賞である「The Anamorphosis Prize」を受賞した。
本展は、終戦とともに毒ガス製造工場も稼働停止されたことから、今月8月に開催。会期初日にはオープニングレセプションも行われる。
タイトル | 「Hiroshima Graph – Rabbits abandon their children」 |
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会期 | 2018年8月11日(土・祝)〜8月26日(日) |
会場 | |
時間 | 13:00〜19:00(初日は18:00から) |
URL |
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