社会の中で取るに足らないとされている「にもかかわらず」広く認知されているモチーフを取り上げ、議論喚起型の問題を提起する数々のプロジェクトで知られている美術家・原田裕規による企画展「作者不詳」シリーズ第二弾の「掲示/啓示」が恵比寿・CAGE GALLERYで9月30日(日)まで開催中。
本展「作者不詳 #2『掲示/啓示』」は、昨年開催された「作者不詳 #1」に続くCAGE GALLERYでは二度目の展示。シリーズとして展開される本展では、新たに「掲示/啓示」というサブタイトルが与えられている。原田はここで、行為者が特定でき得る「掲示」と、何処からともなくもたらされる「啓示」を同一視しているかのようだ。一見ありふれた、言葉遊びとも思える「掲示」と「啓示」の併置は、「作者不詳」の写真が二枚併置された本展に添えられることで、作者の確かさ/不確かさにフォーカスするためのトリガーとなるだろう。
ギャラリー向かいのHender Scheme「スキマ」内には、原田のインタヴューを収録したハンドアウトも設置されている。
タイトル | 「作者不詳 #2『掲示/啓示』」 |
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会期 | 2018年8月4日(土)~9月30日(日) |
会場 | CAGE GALLERY(東京都) |
時間 | 24時間展示(点灯時間は11:00~20:00) |
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