世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家、ソフィ・カルの作品展「限局性激痛」が品川・原美術館で2019年1月5日(土)から開催される。
本展は、19年前に原美術館で開催し、大きな反響を呼んだ「限局性激痛」展をフルスケールで楽しめる再現展として開催。同展は日本の美術館におけるカルの初個展として開催され、会期終了後、全出品作品がコレクションに加えられた。
「限局性激痛」とは、医学用語で身体部位を襲う限局性の鋭い痛みや苦しみを意味し、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したもの。人生最悪の日までの出来事を最愛の人への手紙や写真で綴った第1部と、不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第2部で構成されている。
自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作に多くの鑑賞者が心を打たれることだろう。しかし一方で、カルの作品には常に虚か実か判然としない曖昧さが漂い、全てを素直に信じることの危うさも問題にしている。
タイトル | 「限局性激痛」原美術館コレクションより |
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会期 | 2019年1月5日(土)~3月28日(木) |
会場 | 原美術館(東京都) |
時間 | 11:00~17:00(水曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(ただし1月14日、2月11日は開館し翌日休館) |
料金 | 【一般】1,100円【大高生】700円【小中生】500円 |
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