ソウルを拠点に世界的に活動する作家、アン・ジュンの国内初個展「One Life」が、渋谷・CASE TOKYOで2019年2月2日(土)まで開催中。
本展では、アンの同名作品集の刊行を記念し、作品集収録作品のプリントとともに「刷り出し」「色見本」「束見本」といった、作品集の制作過程でしか見ることができない付随物を同時に展示する。
『One Life』は、2013年から2018年まで、ソウルを皮切りに、日本、トルコ、アラブ首長国連邦、イギリス、アイルランドなど世界各地で撮影された作品88点を収録。 アンの家族によって投げられたリンゴが空中にある瞬間をハイスピードシャッターで撮影した。
作品編集の過程では、落ちるべき運命と重力に逆らったまま空間が停止していることを示唆するイメージのみを選択し、文脈が失われた瞬間に生み出される超越性を露わにしようと試ている。それは祖父の死を境にアンのなかに芽生えた死生観のメタファー「死に向かう過程としての生」を、写真という形で私たちに提示しているといえる。
タイトル | 「One Life」 |
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会期 | 2018年12月15日(土)~2019年2月2日(土) |
会場 | CASE TOKYO(東京都) |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜、祝日 |
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