東京・馬喰町のアートギャラリーKKAGで2月20日(水)から安達ロベルト「Five Seasons」展が開催中。
本展では写真家であり、作曲・絵画・演劇など幅広いアートシーンで活躍する安達ロベルトが、日本の季節の移り変わりを独自の視点でとらえた作品群を展示。主にライカで撮影されたゼラチンシルバープリント約10点が公開される。
「永い間、繰り返しが嫌いでした。学校は同じようなことの繰り返し、会社勤めの父とそれを 支える母は同じような日々の繰り返し。自分はそうはならないぞと大学卒業後に作曲を志し、 変化に富む和声にあこがれて曲を書き、不安定な生活に必死になりました。転機は子どもを持ったときでしょうか。それまで退屈に思えていた当たり前な毎日の繰り返しが、尊いものと感じられるようになりました。少しずつかたちを変えながらも繰り返すもの。日本の季節を梅雨という雨期を合わせて五季だと感じ始めたのもその頃です。そんな視点で世界を見直している矢先にあった 3.11。長く続く余震と寒さに、このまま春が来ないのではないかとさえ思いまし た。しかし、季節は繰り返し、木々が一斉に芽吹き、花々が咲いたのでした。それをきっかけに毎年少しずつ、五季の繰り返しの妙をフィルムに収めてきました。」 ― 安達ロベルト
タイトル | 「Five Seasons」 |
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会期 | 2019年2月20日(水)~3月9日(土) |
会場 | KKAG(東京都) |
時間 | 15:00~21:00 |
休館日 | 日~火曜 |
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