浜松出身の世界で活躍する3組の現代写真アーティストをとり上げる「HAMAMATSU SESSIONS」展が、5月18日(土)より浜松で開催される。
多和田有希は、生物学と写真を専攻した異色の経歴を持ち、写真のプリントを半田ゴテで焼き切り、それを重ねて、まるで植物や神経細胞のような複雑なレイヤーを形成。その斬新な作品は2018年のアムステルダムの国際アートフォトフェア「UNSEEN」で注目を集め、出展作品は全てソールドアウトし、大きな評判となった。グラフィックデザイナーの田中義久と彫刻家の飯田竜太の二人からなるアーティストユニット・Nerhol(ネルホル)は、アイデアを“練り”、それによって選ばれたフォトイメージを膨大に積層させ、あたかも彫刻のように“掘る”とで作品を生み出す。そのユニークな作品の評価は高く、国内外の美術館やアートプロジェクトに数多く参加している。若木信吾は現在、コマーシャル、ファッションフォトグラファーとして活躍するだけでなく、映画監督、浜松においては自身が主宰するアートブックショップ「BOOKS AND PRINTS」を運営するなど、従来の“写真家”の活躍領域を拡張した活動を行い、カルチャーシーンに大きな影響を与えている。
過去の「写真」の定義ではとらえられないものに進化している3組の作品。本展は、この3組のアーティストが揃い、ひとつのスペースでセッションを繰り広げるまたとない機会となる。なお会期初日には、アーティストトークが行われる。
タイトル | 「HAMAMATSU SESSIONS」 |
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会期 | 2019年5月18日(土)~ |
会場 | Hirano Art Gallery(静岡県) |
時間 | 10:00~17:00 |
休廊日 | 月曜 |
問い合わせ先 | ・電話番号:053-424-5311 |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。