キム・ジンヒ「Finger Play」が8月10日(土)まで西麻布・KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで開催中。
同年代の女性の抱える痛みや不安などの繊細な心象に同調する〈Whisper(ing)〉シリーズでデビューし、同作品を発展させる形で、より深く被写体である彼女たちの深層心理を反映させるために、言葉などを「プリントに刺繍」する手法を〈She〉シリーズより作品に取り入れ始めたジンヒ。
本展では、韓国内を流通する印刷物にみられる女性の「手」に着目し、社会における女性の手に対する集合的認識を考察しながら、それらを収集およびセレクトした後にみずからの手仕事で図案を配置。プリントの上に刺繍を施した新作のほかに、新たな試みとして手と糸を再配置し再撮影した新作の作品群を発表する。
無意識的に表出される社会集合体の「手」のイメージに、アーティスト個人の無意識をさらに「押し込む・押し出す」という作業の反復を通して重ねる行為は、とらえづらいながらも確かに実在する何かを、時間を織り込みながら顕在化させていく。
タイトル | 「Finger Play」 |
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会期 | 2019年7⽉16⽇(火)~8⽉10⽇(土) |
会場 | |
時間 | 13:00〜20:00(7月19日は11:00~15: |
休館日 | 日月曜、祝日、7月24日(水)〜7月27日(土) |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。