トラック運転手、遠洋マグロ漁船乗組員、暗室マンなどさまざまな職業を経て写真家となった、異色の経歴を持つ鬼海弘雄の名作「PERSONA」が最終章と銘打たれ、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて9月7日(土)より開催される。
1973年から45年にわたり東京・浅草寺境内で人々のポートレートを撮影してきた鬼海。その数は1,000人を超え、朱の壁を背景に撮影された人々はときの流れを感じさせることなくレンズを見つめている。人々の眼差しやサングラスに映り込む鬼海の姿は時間の流れとは無縁の世界の住人といえる。
「PERSONA」とは(劇などの)登場人物、外的人格(仮面をかぶった人格)という意味。仮面の奥に垣間見える無垢の人間の姿を追い求め、「最終章」と銘打たれた本展で、2006年~2017年を中心に撮影された「浅草ポートレート」が紹介される。
なお初日には鬼海と百々俊二によるギャラリートークも行われる。
タイトル | 「PERSONA 最終章」 |
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会期 | 2019年9月7日(土)~10月30日(日) |
会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良県) |
時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(ただし9月16日、23日、10月14日は開館)9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、10月23日(水) |
料金 | 【一般】 500円【高校・大学生】 200円【小・中学生】 100円 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。