東京都写真美術館にて「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」展が3月3日(火)より開催される。
ファッションが発展する過程において、写真は衣服が持つ魅力を伝えるという重要な役割を担ってきた。また、写真によって作り出されるイメージは、ときに衣服そのものよりも人々を惹きつけ、時代を象徴するイメージともなっている。1990年代に入り、ファッションの魅力を伝えるという枠組みを超えて人々に訴えかけるイメージを作り出す写真家や、インディペンデントなスタンスで情報を発信するファッション誌が登場。そして写真とファッションの関係性は、インターネットが普及した2000年代以降、さらなる変化を遂げる。かつては新聞や雑誌の編集者、記者など、限られた人々を介して伝えられていた最新のファッションショーや展示会の様子も、近年ではSNSを通してタイムラグなく一般の人々の手元に届けられるようになった。また、情報を受け取るだけでなく、タグ付けをしたセルフィーに代表されるように、受け手自身もさまざまな形で情報発信を行っている。
本展は、長年にわたり文化誌『花椿』の編集者としてファッションやアートの世界を見つめてきた林央子を監修に迎え、髙橋恭司、アンダース・エドストローム、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシら国内外の6アーティストによる作品や、時代のターニングポイントとなった『Purple』『here and there』などの稀少なファッション誌の展示や関連イベントなどを通して「写真とファッション」の関係性を探っていく。
▼出品作家
アンダース・エドストローム、髙橋恭司、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシ
タイトル | 「写真とファッション 90 年代以降の関係性を探る」 |
---|---|
会期 | 2020年3月3日(火)〜5月10日(日) |
会場 | 東京都写真美術館(東京都) |
時間 | 10:00〜18:00(木金曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館/ゴールデン・ウィーク期間中の休館日は決定次第告知) |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。