石川直樹写真展「山は人間が生き延びるための根源的な叡智を引きずり出してくれる。」が、奈良・入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催される。
世界最高峰の山の現実と、世界第2位の難峰へと向かう道程を、石川は中判フィルムカメラによって撮影し続けた。ネパール・クンブー地方の交易路であるエヴェレスト街道、パキスタン・カラコルム地方の奥地にあって絶えず動き続ける長大なバルトロ氷河、こうした道行きに関わるシェルパや村人たちの様子も含めて、遠征にまつわるあらゆる出来事に反応して石川はシャッターを切っている。
本展では、2度目のエヴェレスト登頂(2011年)と、2度にわたるK2遠征(2015年、2019年)で撮影された写真群を展示。山で人間が生きるとはいかなることなのか。いわゆる山岳写真とは一線を画す石川の作品群から、山と人間との抜き差しならない関係性が浮かび上がってくるだろう。
タイトル | 「山は人間が生き延びるための根源的な叡智を引きずり出してくれる。」 |
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会期 | 2020年 |
会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良県) |
時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(6月1日は開館)、4月10日(金)~5月7日(木) |
料金 | 【一般】 500円【高校・大学生】 200円【小・中学生】 100円 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。