新進作家・久門剛史による国内初の大規模個展が、愛知・豊田市美術館で開催中。
身の回りの現象や特定の場所がもつ記憶、歴史的事象を採取し、それらを音や光、立体などの断片をもちいて観る者の身体感覚を静かに、強く揺さぶる空間を創り出す久門。私たちの知覚を研ぎ澄ますように促し、モノに潜在する「永遠性」と「唯一性」についてメタフォリカルに問いかける作品は、国内外で高く評価されている。
本展で久門は、本会場の4つの展示室からなる延べ約1,000 ㎡の個性的な空間を使い、それぞれの場に呼応する新作インスタレーションを展開。真上から見て円であると認識していたものが、視点を変えて彫刻的に見たとき、はじめて螺旋だと気付く、そうした観る人それぞれの時間と空間の発見や新しい知覚の拡張につながる体験を、まさに螺旋の構造をなぞるように展示室が配置されている本会場の建築空間の中で実感できる、豊かな展観を目指す。
社会が混沌としている状況の中でも、物事を美しいと思える態度を揺るぎなく示し続けてきた久門の芸術世界をぜひ観てほしい。
タイトル | 「久門 剛史 − らせんの練習」 |
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会期 | 2020年3月20日(金・祝)~6月21日(日) |
会場 | 豊田市美術館(愛知県) |
時間 | 10:00~17:30(入場は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(5月4日は開館) |
入場料 | 【一般】1,000円(800円)【高校・大学生】800円(600円)【中学生以下】無料*( )内は前売りおよび20名以上の団体料金/障がい者手帳をお持ちの方(介添え者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生、および豊田市内在住の75才以上は無料(要証明) |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。