佐藤麻優子写真展「繋がってください」が、7月1日(水)より馬喰町・Kiyoyuki Kuwabara Accounting Galleryにて開催される。
「自分自身のリアルな実感でしか写真を撮れないんです」と佐藤はいう。 退屈な日常にまとわりつく不安定な希望、焦り、無気力感。そんなネガディヴな想いから出発し、自分や友人たちを被写体に制作をスタート。第14回の写真「1_WALL」では、「若い世代の抱える閉塞感や退屈さを的確に表現」と評されグランプリに。個展「ようかいよくまみれ」(2017 年)でデビューし、大きく注目を集めた。「リアルな実感をそのままではないです、でも嘘っぽくもなりたくもない。そこは矛盾しているんです」脱力したスナップふうの写真だが、入念につくり込んでいる。絵コンテもあり、デジタル加工を施す。そこに現実と数センチ離れた違和感、ねじれたユーモアが漂う。
「女性性」をテーマに女優の安達祐実やモデル、友人たちを撮った「生きる女」(2018 年)を経て、新作「繋がってください」では、「恋愛」「男性性」との関わりが軸になる。自身のルーツである家族、そこで生まれた異性との距離感、その後の恋愛。過去と現在を行き来しながら、いま生きているリアルな感覚をセルフポートレイト作品で展開する。
タイトル | 「繋がってください」 |
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会期 | 2020年7月1日(水)~7月18日(土) |
会場 | |
時間 | 15:00~21:00(最終日は18:00閉館) |
休廊日 | 月火、日曜 |
URL |
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