木邑旭宗「DRIFTERS」展が、コミュニケーションギャラリーふげん社で7月25日(土)から開催される。
木邑は1970年、茨城県生まれの写真家。Buero New Yorkでグラフィックデザイナーとして活躍後、The International Center of Photography(ICP)で写真を学びフォトグラファーとして活動を始め、現在は東京を拠点とし「自然との調和」をテーマに、主に海をモチーフに制作している。
本作「DRIFTERS」は、下田・南伊豆・九十九里・壱岐など、日本の海岸にある漂流物(DRIFTERS)を中判カメラmakina67で撮影したシリーズ。どこからともなく流れ着いた冷蔵庫、網、浮きなどの人工物は、透明感のある朝の光と、海という大きな存在に包まれ、まるで自然に還っていくかのような印象を受ける。人工物はゴミとしてときに自然を脅かす存在だが、木邑の写真の中では、自然とハーモニーを奏でるのびやかでユニークな景色を作り出すものとして写る。
ニューヨークに住んでいた頃、時間ができるとコニーアイランドやロングビーチに足を運んでいたという木邑にとって、海は心が穏やかになり、気持ちをリセットできる場所。木邑の撮る透明感のある風景は、海が作り出す光景の美しさへの純粋な感動とリスペクトを感じさせ、鑑賞者の心にスッと浸透していく。
タイトル | 「DRIFTERS」 |
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会期 | 2020年7月25日(土)〜8月9日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~19:00(土日は〜18:00) |
休館日 | 月曜 |
URL |
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