歌を歌う人を撮影したシリーズ、
兼子裕代「APPEARANCE」展

関連オンラインイベントも開催。

17 July 2020

AREA

東京都

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​​​​“Muema’s House Music” © Hiroyo Kaneko / Courtesy of The Third Gallery Aya

​​​​“Muema’s House Music” © Hiroyo Kaneko / Courtesy of The Third Gallery Aya

米国カルフォルニアを拠点に活動する写真家・兼子裕代の個展「APPEARANCE」が、7月18日(土)より目黒・POETIC SCAPEで開催される。

本展では、兼子が2010年から取り組んできた歌を歌う人を撮影したシリーズを展示。2020年1月から大阪・The Third Gallery Ayaで開催された同展を、一部構成を変えて開催する。

他人の前で歌を歌うこと、その自分を撮影されること。いずれも普通は緊張や恥ずかしさを伴うもの。しかし『APPEARANCE』に登場する人々は、不思議とその無防備ともいえる姿をレンズの前で隠そうとしない。そのためにはまず、被写体が撮影者である兼子を信頼し、身を委ねることが必要。その上で被写体が好きな歌を歌うことで、自我という壁が融解し、解放された表情や身振りが立ち現れる。と同時に意識は眼前ではない、別の世界と繋がっているようにも見える。

「歌う人」は人種・性別・年齢に関係なく、誰もが尊厳に満ちている。その姿は見る者に、信仰というよりもっとプリミティヴな、誰からも強要されることのない祈りを思い起こさせる。日々過剰な情報と、暴力的ともいえる刺激に囲まれて生きている私たちが、『APPEARANCE』の中に人と世界との幸福な関係を見るとき、聞こえるはずのない歌が写真から波動として伝わってくるのかもしれない。

タイトル

「APPEARANCE」

会期

2020年7月18日(土)~8月29日(土)

会場

POETIC SCAPE(東京都)

時間

13:00~19:00(土曜は11:00~19:00)*土曜・祝日(13:00~19:00)は要事前予約

休館日

日~火曜、8月10日(月)

URL

https://poetic-scape.com/#exhibition