今年1月に渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催された「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展。新型コロナウイルスの影響で閉幕前に展示は中止となったが、作品返却の目処が立たず、ソール・ライター財団が展覧会の開催を快諾したことから、7月22日(水)から9月28日(月)までアンコール開催することが決定した。1月展時には存在していた映像コンテンツ「スライド・プロジェクション」の上映は、スライドで映し出される作品に新たなイメージが追加され、展示構成を一部変更して開催する。
1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍し、1980年代に商業写真から退いた後、世間から突如姿を消した。ほとんど知られていなかった写真家の展覧会がこれほどの反響を巻き起こした背景には、画家として出発し、天性の色彩感覚によって“カラー写真のパイオニア”と呼ばれた個性と才能があった。
約8万点のカラー写真をはじめとする作品の大半を整理することなく世を去った写真家の「発掘作業」はいまもなお、ソール・ライター財団によって現在進行形で続けられている。本展では、長年プリントされることなく放置されていた数万枚のスライドをデータ化したプロジェクトの未発表作品が、世界で初めて公開される。そのほか、膨大なアーカイブから、世界初公開作品を含むモノクロ・カラー写真、カラースライドなどの多くの作品や資料やスケッチを通して、知られざる一面を紐解いていく。
タイトル | アンコール開催「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」 |
---|---|
会期 | 2020年7月22日(水)~9月28日(月) |
会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都) |
時間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで/毎週金・土曜の夜間開館はなし) |
休館日 | 8月18日(火)、9月8日(火) |
URL | https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter_encore/ |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。