26 August 2020

動画と静止画を組み合わせることで日常の違和感を生み出す、矢島陽介個展「Interaction」

26 August 2020

AREA

東京都

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Interaction

矢島陽介の新作映像作品展「Interaction」が、8月8日(土)よりCAGE GALLERYで開催中。

本展は、ふたつの映像が対となるインスタレーション。ふたつの窓に収められたディスプレイには、左右で類似する異なったイメージが映され、ループしながら複数の組み合わせが展開される。一方のモチーフは動画、もう一方は静止画で構成されているが、動画での被写体は動きが抑えられ、一見どちらも静止画に感じる。矢島は道路に面する開かれた展示空間において、路上を通り過ぎる人と立ち止まり鑑賞する人、両者の間で経験の質感にズレをつくりながら、それを幾重も重ねることで違和感を助長しようと試みる。

矢島は自らの都市生活において、日常的に感じる環境へのズレや違和感にアプローチする作品を制作している。「かつてそうだったはず、という認識は『そうだった気がする』『そうではなかったかもしれない』という疑念となり、常に揺らいでいく」と語る矢島の映像は、見ることを徹底して問いかけるために選択された、揺れ動く「写真」といえるのではないだろうか。

なお、会期中は9月25日(金)まで第1部、9月26日(土)より第2部として上映作品が入れ替わる。

タイトル

「Interaction」

会期

2020年8月8日(土)~11月8日(日)

会場

CAGE GALLERY(東京都)

時間

12:00〜20:00

休館日

日月曜・祝祭日

URL

https://cagegallery.com/exhibition/805

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

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