ゲリー・ヨハンソン「Ehime」展が、10月19日(月)まで吉祥寺・book obscuraにて開催中。
ゲリー・ヨハンソンは、80年代中頃からフリーランスの写真家としてキャリアをスタートさせ、欧米を中心とした国、地域で撮影し、静かで重みのある写真を発表してきた。過去にも多くの作品・作品集を発表してきたヨーロッパを代表する写真家だ。
本作「Ehime」は、文字通り愛媛県を撮影したシリーズ。ヨハンソンは70年代と80年代に1回ずつ東京を訪れたことがあり、日本という国や東京という都市にとても興味を持っていた。しかし、1999年に滞在制作で招待され、愛媛県に降り立った際には東京とのギャップに驚きつつも、自然とモダンな生活が入り混じるその様子に引き込まれ、ヨハンソンは滞在制作の一カ月、愛媛県の隅々を車で巡り大型カメラで撮影。いままで、愛媛県で撮影された写真はいくつかの本で発表されたが、1冊の本にまとめて発表することは初めて。
そんな渾身の1冊『Ehime』の刊行を記念して開催される本展。 作品集の特装版として制作されたプリントに加え、「Ehime」の中からもいくつかの写真が展示される。特装版のプリントはもちろん、展示するプリントは作家が手焼きで制作した銀塩プリント。また、会場には「Ehime」以外のプリントも額装なしで数点、鑑賞可能だ。
タイトル | 「Ehime」 |
---|---|
会期 | 2020年10月8日(木)〜10月19日(月) |
会場 | book obscura(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
定休日 | 火水曜 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。