渡部さとる写真展「銀の粒」が1月30日(土)までギャラリー冬青にて開催中。
2006年2月に『da. gasita』をギャラリー冬青で展示してから、僕の新しい人生が始まったと言ってもいい。以来16年間で11回の写真展を開いてきた。2005年にスタートしたギャラリー冬青の歴史は、そのまま僕の写真家としての歩みとぴったり重なる。僕が僕であることを許される場所を常に用意してもらっていた。しかし昨年、「2021年をもってギャラリー冬青は閉めることになります。次が渡部さんにお願いする最後の写真展になります」と告げられた。何事にも始まりがあって終わりがある。
数年前からは毎年1月、ギャラリー冬青の口開け展示をまかされるようになった。その時から、僕は会期中は常に会場にいることを自分に課した。そしてずっと考え続けていた。僕は何が撮りたかったのか、何を見せたかったのか。ひとつだけ言えるのは僕の写真は「銀の粒」の集まりでできている。
僕の写真家としての人生は、これからも続いていく。だから、少しでもその答えに近づくために、いままでと同じように、最後の冬青での個展も、ずっと会場の椅子に座り、来てくれた人と会話を交わしていきたい。-渡部さとる
タイトル | 「銀の粒」 |
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会期 | 2021年1月8日(金)~1月30日(土) |
会場 | ギャラリー冬青(東京都) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休廊日 | 日月曜・祝日 |
URL | http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/EXHIBITIONS/j_2101_watanabe.html |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。