04 June 2021

「祈り」という人間特有の見えないものとの対話、
松井正子「聖顔 -Holy Countenance-」展

04 June 2021

AREA

東京都

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聖顔 -Holy Countenance-

松井正子「聖顔 -Holy Countenance-」展が、6月14日(月)から新宿・photographers’ galleryで開催される。

松井は1970年代より、政治・宗教・文化の異なる国々で感じた共通の情緒を掬い取りたいと考え、ポルトガルとそのかつての植民地をはじめ、海外で撮影した写真を発表してきた。

松井は初めてヨーロッパを訪れたときに立ち寄ったポルトガルの教会で、苦痛の表情を浮かべ、頭に茨の冠を載せ、手足を十字架に釘で打ち付けられたキリスト像に出会った。幼少期から日本で目にすることの多かった、幽かに柔らかな表情を浮かべる仏像とは異質の宗教観に触れ、馴染めないものを感じながらも、どこか心惹かれる思いを抱き、その後、数十年にわたってヨーロッパの街々を訪れるたびに、キリスト像をポートレイトのように撮ることが習慣化していった。

本展「聖顔 -Holy Countenance-」では、ヨーロッパの教会において祈りの対象とされているキリスト像と、教会へ至る道中で撮影した風景が展示される。

タイトル

「聖顔 -Holy Countenance-」

会期

2021年6月14日(月)~6月27日(日)

会場

photographers’ gallery(東京都)

時間

12:00~20:00

URL

https://pg-web.net/exhibition/masako-matsui-holy-countenance/

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