吉田志穂の個展「測量|山」/「砂の下の鯨」が11月28日(日)までNADiff Galleryで開催中。
本展は、吉田の初となる作品集『測量|山』(T&M Projects)の刊行を記念して開催され、「測量|山」と「砂の下の鯨」の二つのシリーズを組み合わせ再構成したものとなっている。吉田は、2014年に「第11回 写真 1_WALL」グランプリを受賞し、数々のコンペティションや写真展、芸術祭に選出されているアーティスト。インターネット上の情報、画像検索や地図、航空写真で行きたい場所を探し、興味を持ったトピックスを見つけることから制作が始まるという。インターネットで得られる特定の場所の画面上の情報(イメージ)を撮影し、それを持って実際の場所に足を運び、事前に得た情報と現地での体験を比較するように撮影。現地で自身が撮影した画像と画面上のイメージに対して暗室作業など様々な方法で加工を重ね、イメージを作り上げていく。多層的なレイヤーから生まれる新たな風景は、現在における写真の可能性を様々な方法で探究している。
また、会期中の11月26日(金)には、吉田と『測量|山』のデザインを担当したグラフィックデザイナー・小池俊起との対談が行われる。作品について理解が深まる貴重なチャンスをお見逃しなく。
タイトル | 「測量|山」/「砂の下の鯨」 |
---|---|
会期 | 2021年11月12日(金)~11月28日(日) |
会場 | NADiff Gallery(東京都) |
時間 | 13:00~19:00 |
休廊日 | 月~水曜 |
URL |