展覧会「Role Play」が、3月11日(金)からプラダ 青山店で開催される。
メリッサ・ハリスがキュレートした本プロジェクトは、代替可能かつ理想化されたアイデンティティを模索し、投影し、作り上げる概念について探求する。アーティストは、ロールプレイングや分身の創造、自己の拡散などを切り口として、個人の本質や表向きの人格の追求とその理解に迫る。
メリッサ・ハリスは、“分身や表向きの人格、化身は自分の望みであるかもしれない。おそらくそれは、自分の個人的、文化的な背景や他者意識に関連しているとも言え、アクティビズムのひとつ、あるいは、既成概念にとらわれずに、相手の立場に立って考えるという共感を得るための手段であるかもしれないのです”と指摘している。写真は発明されて以来、その客観的な性質や写真を目の前にして感じる本物の感覚を利用しながら、他者性の概念を表現する理想的な手段であり続けている。ここ数十年の間に、こうした媒介物はオンラインゲーム、ソーシャルメディアプラットフォーム、そのほかの革新的なロールプレイングの状況を受け入れるレベルにまで進化し、私たちの自己へのこだわりを強めている。
本展では、国際的に活躍するアーティスト、ジュノ・カリプソ、ベアトリーチェ・マルキ、ハルカ・サカグチ、グリセルダ・サン・マルティン、澤田知子、ボゴシ・セククニが手がける写真や映像、音声作品をクリエイティブ・エージェンシーのRandom Studioによる光のインスタレーションの中で展開される。
タイトル | 「Role Play」 |
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会期 | 2022年3月11日(金)~6月20日(月) |
会場 | プラダ 青山店 5F(東京都) |
時間 | 11:00~20:00 |