アメリカ、ロサンゼルス在住の写真家、アーティストのダン・モニクは、これまでに多くの出版物や広告、スヌープ・ドッグやケンドリック・ラマー、スクリレックス、ダフトパンクのポートレイト撮影を手掛けるなどコマーシャルワークも精力的に行う一方で、長年にわたり地元で目にする看板やネオン、店先などを写真に記録してきた。
現在、gallery communeにて開催中のモニクによる個展「FANTASY HOURS」では、「Mesh And Lace」、「Tampa Glass」、「Mixed Business」という3つの作品シリーズを組み合わせた作品を展示している。タブロイド紙に印刷されてボードに貼り付けられた写真は、永続的なものではなく、それらは常に変化し続けるロサンゼルスの街ともシンクロする。色褪せやヒビは、街が数々の試練に耐えてきたことを示し、人が写っていない写真からも、日常的に写真に写るショップやレストランに訪れる人々のエネルギーを感じさせる。また、ネオンの光は、暗闇の中で人々の心を落ち着かせるだろう。ダン・モニクが、ロサンゼルスの街でさまざまな断片を集めた時間そのものが詰まった展覧会は、見逃せない。6月10日(金) 18:00~20:00に開催されるオープニング・レセプションには、ダン・モニクも参加予定。
タイトル | 「FANTASY HOURS」 |
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会期 | 2022年6月10日(金)~6月29日(水) |
会場 | gallery commune(東京都) |
時間 | 14:00~18:00(土日祝は13:00~18:00/6月10日のみ18:00~20:00オープン) |
定休日 | 木曜 |
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