川崎祐個展「未成の周辺」が、8月26日(金)から高田馬場・Alt_Mediumにて開催される。
川崎は、家庭内写真と地方・郊外をテーマに、作品を制作してきた写真家。2017年から発表を開始し、2019年に写真集にまとめられた「光景」シリーズは、地方における家族の風景を家父長制批判などの観点からとらえ直す作品であった。
本展では、川崎が2018年から撮影してきた和歌山県新宮市で撮影された作品を展示。聖地として知られるこの場所に通いながら川崎が関心を寄せたのは「荒地や空き地や住宅」などの風景。その継続的な撮影を通して川崎は、ありきたりな景色の中に「じぶんを縛り、恃みにもなってしまった風景」を見出す。さらにそれを他人に向けて開こうとすることが、川崎の試みといえるだろう。
また本展では写真作品に加えて、川崎が本展のために書き下ろしたテキスト(ステートメント)もあわせて配布する。
タイトル | 「未成の周辺」 |
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会期 | 2022年8月26日(金)~9月7日(水) |
会場 | Alt_Medium(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(最終日17:00まで) |
休廊日 | 木曜 |
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