09 March 2023

はるか長い時間を経て存在する絵画のような作品群、藤田はるか「torikumo」展

09 March 2023

AREA

東京都

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torikumo

藤田はるか「torikumo」展が、3月9日(木)からBOOK AND SONSで開催中。

故郷・東北を写した『いくつもの音のない川』、場所を特定せず雪の景色を収めた『winter』と、対象に目を凝らし、対象と自身の距離感を確かめながら、写真というメディアに定着させてきた藤田。

“torikumo”とは、季語の「鳥雲に入る」を由来。春に北方に帰る渡鳥が雲間はるかに見えなくなることを意味する。

今目の前にある物事はどこから来てどこへ繋がっているのだろう。
私たち生物の命に限らず、絵画や創作物、その被写体もいずれ土に還る。
残されたこれらの絵はどこへ辿り着くのだろう。

本作はそんな疑問から、金箔と銀箔貼りの襖の写真をプリントした印画紙を下地に、古い4×5のフィルムで撮影した美しい自然や動物を、その印画紙に重ねてプリントすることで、襖絵や屏風に描かれてきた花鳥風月を表現している。本展では、1Fと2Fのスペースを使い、約26点展示。はるか長い時間を経て存在する絵画のような作品を会場でぜひ楽しんでみては。

タイトル

「torikumo」

会期

2023年3月9日(木)~3月28日(火)

会場

BOOK AND SONS(東京)

時間

12:00〜19:00

休館日

水曜

URL

https://bookandsons.com/blog/torikumo.php

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