「山城知佳子 ベラウの花」展が、6月4日(日)まで丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で開催中。
本展は国際的に活躍する映像作家、美術家の山城による西日本初の大規模個展。山城は、初期から一貫して、沖縄に暮らすことで意識に上ってくる事象を取り上げ向き合うことから生まれる作品で高く評価されてきた。
写真と映像を制作の軸として活動を続け、近年では政治、社会、文化、自然環境といったさまざまな面から現在の沖縄に迫り解読しつつ、長期的な視野をもって過去から現在までをつなげた物語性の高い作品を制作している。そこでは複雑に絡み合う現実が、その複雑さのままに扱われるが故に豊かな物語へと転換され、現実に過度に縛られない強さとしなやかさを感じさせるものとなっている。そして新作では静かな眼差しに支えられた、現在と過去を往還するような映像が展開され、解釈は見る者へと委ねられる。私たちは、ここからどのような未来をつくっていけるのだろうか。
本展は、現代に新たな読みを与える近作および新作を中心に、初期の作品も参照しながら山城の作品世界が紹介される。
タイトル | 「山城知佳子 ベラウの花」 |
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会期 | 2023年3月21日(火・祝)~6月4日(日) |
会場 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県) |
時間 | 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで) |
入場料 | 【一般】950円【大学生】650円【高校生以下・丸亀市在住の65歳以上】無料【親子でMIMOCAの日(4月22日、23日10:00~18:00)】高校生以下または18歳未満の観覧者1名につき、同伴者は2名まで無料 |
休館日 | 月曜 |
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