Ryu Ikaの個展「Ryu Ika 環形廃墟:母体(The Circlar Ruins: MOM LAND)」が新風館 SPOTにて、4月14日(金)〜4月17日(月)、5月10日(水)〜5月14日(日)の合計9日間にわたって開催される。
本展は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023のサテライトイベントKG+ 2023に初参加するBEAMSのアート&カルチャーを推進するプロジェクトBEAMS CULTUART による企画展として、中国内モンゴル自治区出身の写真家、Ryu Ikaを取り上げたものだ。強いコントラストや過剰なノイズで、見る者に強烈なインパクトを与える写真を生み出すRyu Ikaは、今回「母体 (botai)」をテーマにした新作を発表する。
コロナ禍のため内モンゴルへの帰省ができなかったRyu Ikaは、インターネットで故郷の映像やイメージを検索することで、その想いを募らせていた。今年に入りやっとの思いで帰省を果たすものの、歳を重ねた家族の姿や、変わってしまった生活環境などを目の当たりにし、日本で思い描いていた故郷と現実は、全く異なっていたことに衝撃を受ける。本展では、内モンゴルへの旅を撮影した後、デジタル加工を繰り返し、無数のレイヤーを重ね合わせた作品が、会場内に設置されたそびえ立つ壁一面を覆い尽くす。本作は「写真とは何か」を問い続けると共に、Ryu Ikaが求める想像的な世界として、さらには変化する家族と故郷の姿をありのままに切り取ることで、現実よりもリアルな物語として生まれたばかりであり、試行錯誤を繰り返し今後も編まれていくことだろう。Ryu Ikaの現在地を知る貴重な機会をお見逃しなく。
タイトル | 「Ryu Ika 環形廃墟:母体(The Circlar Ruins: MOM LAND)」 |
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日程 | 【前期】2023年4月14日(金)〜4月17日(月) |
会場 | 新風館 SPOT(京都府) |
時間 | ・5月10日(水)14:00〜20:00 |
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