五味田琳子展「写真について」が6月4日(日)までTOTEM POLE PHOTO GALLERYにて開催中。
1997年茨城県出身、2023年に日本写真芸術専門学校を卒業した五味田による個展。台湾のセメント企業による台湾や中国、東南アジアへ拡大する石灰石採掘の痕跡を長期間にわたって4×5の大判カメラやビデオで撮影してきた五味田は、それらに加えて工事における消耗品リストや現場の等高線図、採掘計画などの資料によって本展を構成する。さらに、鑑賞者は持ち寄った写真を自由に配置し、作家のつくり上げた展示に鑑賞者が関与することもできる。
持ち寄った写真と当人との関係性についての双方的な対話を行い、ストーリーの奥底に潜在している「写真とは何か」に対する解をより多く炙り出してみたい。客観的な言葉ではなく、個人的なエピソードを用いて語られたポストトゥルース的な写真の解を、我々はどのように感じ、思考しているだろう。また、日々拡張していく展示空間ではどのようなドラマやケミストリーが生まれるのだろうか。写真と自分、自分の写真と他者の写真、写真と写真以外の物質など、異なる物質同士が響き合う空間になることを願っている。
ープレスリリースより
関連イベントとして、6月3日(土)16:00より、写真評論家の鳥原学と五味田によるクロストークが開催予定。
タイトル | 「写真について」 |
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会期 | 2023年5月30日(火)~6月4日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~19:00 |
休廊日 | 月曜 |
URL |