竹之内祐幸「Warp and Woof」展が、10月6日(金)からPGIにて開催される。
竹之内は1982年東京生まれ、2008年日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家として本格的に活動を始めた。都市の風景、花や草木などの自然、身の回りの何気ない日常、親しい友人たちなどを被写体とし、孤独との対峙や社会との距離の認識といった、見落とされがちな、個人が身につけている身振りを作品において浮かび上がらせることで、多様性、同一性とは何か、を問いかけ、独特の柔らかな視線と静かな観察眼で、等価に存在することの美しさを炙り出している。
本展では、縦糸と横糸や、物事の基礎(的な要素)などの意味を持つ『Warp and Woof』というタイトルのもと、新作を発表。横方向へと展開する本作は、いままでの作品では削ぎ落とされていた、物事の基本的なあり方としての連続性が表されている。また、漠然と同じ場所や時間が並ぶだけではなく、いくつかの異なるシーンが入り込むことで、思い込みや錯覚、物事を見る視座の揺らぎを見せ、それは同時に展示される、複数の音、映像を組み合わせた作品によって視覚だけではない体験として表現されている。
タイトル | 「Warp and Woof」 |
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会期 | 2023年10月6日(金)〜11月18日(土) |
会場 | PGI(東京都) |
時間 | 11:00~18:00 |
休館日 | 日曜・祝日 |
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