安藤瑠美の個展「Imaginary city」が、中目黒にあるBINにて11月5日(日)まで開催中。
安藤は岡山県出身のフォトグラファー、レタッチャー。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業後、現在は東京を拠点に制作活動をしている。10代の頃は画家を目指していたが、大学進学をきっかけに写真を始めた。代表作である「TOKYO NUDE」は「虚構の東京を写真で作る」という意図のもと、人や電柱、窓、看板などといった街のノイズをレタッチによって消していき、さらに色彩を変え、雲や建築物までも合成することで、都市を完全に虚構の風景へと変換するシリーズである。本展では「TOKYO NUDE」シリーズの新作で、東京とソウルで撮影された作品約10点が展示される。東京とソウル、二つの都市の風景が重なり合い生まれた作品に共通するのは、作家が風景に対しノスタルジーを感じた瞬間にシャッターを切ったことだという。レタッチされ静かに佇む都市の姿からは、排除された社会性やそこにいた人間の存在を想像することができるだろう。
また、本展に合わせて安藤の作品を使用したBINとのコラボレーション商品が合計8型のラインナップで展開され、作品フォトブック、グッズなども販売予定。
タイトル | 「Imaginary city」 |
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会期 | 2023年10月28日(土)〜11月5日(日) |
会場 | BIN(東京都目黒区青葉台1-9-6)(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
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